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サニテーションニュース「腸管出血性大腸菌特集」

腸管出血性大腸菌は、死者や重症患者がでる恐ろしい食中毒菌です。
初夏から件数が増加しますので、正しい知識で予防しましょう。

腸管出血性大腸菌とは?

大腸菌は、家畜人の腸内にも存在します。ほとんどのものは無害ですが、このうちいくつかのものは、人に下痢などの消化器症状や合併症を起こすことがあり、病原性大腸菌と呼ばれています。

病原性大腸菌のなかには、ベロ毒素を産出し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒素症症候群(HUS)を起こす腸管出血性大腸菌と呼ばれるものがあります。

腸管出血性大腸菌は、菌の成分(「表面抗原」や「べん毛抗原」などと呼ばれています)によりさらにいくつかに分類されています。

代表的なものは「腸管出血性大腸菌О157」で、そのほかに、「O26」や「O111」などが知られています。

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どんな時期に発生しやすいのか?

食中毒は一般に、気温が高い初夏から初秋にかけて多発します。

この時期は、食中毒菌が増えるのに適した気温であり、これに人の体力の低下や食品などの不衛生な取り扱いなどの条件が重なることにより発生しやすくなると考えられます。

2010年の腸管出血性大腸菌感染症の発生状況をみますと、23週(5月初旬)より増え始め、34週(8月初旬)がピークとなり、夏~秋にかけて多いのが分かります。

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食品衛生に関する情報

  1. 国立感染症研究所 「腸管出血性大腸菌」
    ◆ホームページhttp://idsc.nih.go.jp/disease/ehec/index.html
  2. 月刊「食品衛生研究」2011  4 月号
    ◆腸管出血性大腸菌O157 による食中毒事件に学ぶ - 成形肉調理マニュアル検証を中心に-
  3. 月刊「食と健康」2011  4 月号
    ◆食品衛生の基本Q&A  - 食中毒予防の三原則 -
  4. 月刊「食と健康」2011  4 月号
    ◆食品衛生の基本Q&A  - 食中毒予防の三原則 -
  5. 防菌防黴2011  No.4
    ◆環境改善による食品の保存技術 - クリーンルーム化による食品の保存技術 -
  6. 厚生労働省の公表 : 放射能汚染された食品の取り扱について
    ◆ホームページ http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e.html